フィギュア専門の博物館
「変り種」と言われる博物館の中に、「制作したフィギュアを展示した博物館」があることをご存知でしょうか。今や日本のアニメブームは世界に広がりを見せており、グッズ目当てに外国人が秋葉原に訪れるなど、大きな盛り上がりを見せています。そんなアニメブームの前から、日本アニメのフィギュアをはじめとする「立体造型」の世界を牽引してきたのが「海洋堂」と言う企業です。
海洋堂のフィギュアには、アニメだけでなく「恐竜」「動物」「魚」などがあり、造りの精巧さや繊細さが多くの人に指示されました。今でもたくさんの作品を世に送り出している海洋堂ですが、「昔の作品も見たい」と言うファンの為に、歴代の作品を集めたミュージアムを作りました。場所は「滋賀県長浜市」「高知県高岡郡四万十」、他に東京都内でカフェを展開していたり、ミュージアムの出張なども行っている様です。
中でも面白いのが高知県にできた「海洋堂ホビー館四万十」で、このミュージアムの元はなんと廃校になった小学校。冬になると雪で道が凍ってしまう様な山奥にあり、サイトでも「へんぴなミュージアム」を謳っています。どうしてわざわざ、新幹線も地下鉄もない高知県にこの博物館を作ったのか、それは「便利な環境に住んでいる人が、わざわざ不便なところに出かける」と言うところに重点を置いたから。
交通が不便なところにあるので、行きにくい場所ではありますが、ここにくれば1960年からの海洋堂の歴史をすべて見ることができます。流石に面白いフィギュアを長年作り続けてきた企業だけあって、ミュージアム作りのベースとなった発想も豊かなものです。企画の段階から面白い発想が詰め込まれている「海洋堂ホビー館四万十」は、高知県の新名所として多くの人が訪れている様です。
過去作品の展示会なども行われておりますので、フィギュアが大好きと言う人には、是非とも足を伸ばしていただきたいですね。「ちょっと変わっているけれど、面白くて楽しいミュージアムに行きたい」と言う人にお勧めです。
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